不動産を売却する理由は人それぞれですが、ライフステージの変化をきっかけに不動産売却を検討する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産売却のきっかけになり得るライフステージの変化のうち、多くの方が売却を検討する3つのタイミングごとの売却方法を解説します。
ライフステージの変化を機に不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ライフステージの変化による不動産売却①出産のタイミング
子どもが増え家が手狭になることから、出産というライフステージの変化を機に住み替えを検討される方はたくさんいらっしゃいます。
この場合、売却金を住宅ローンの返済や新居の購入資金に充てられるため、将来の資金計画を立てやすい点がメリットです。
また、子育てしやすい場所を選びたい方にとっても良いタイミングだといえるでしょう。
出産前後の売却活動は負担が大きいため、早く売却できる方法で進めるのがおすすめです。
ハウスクリーニングで家の印象を良くしたり、買取も視野に入れたりして早期売却を目指しましょう。
ライフステージの変化による不動産売却②子どもが独立するタイミング
子どもが独立することも、大きなライフステージの変化の1つです。
子どもが独立して家が手広になり、老後の暮らしに合った家への住み替えを検討するケースも少なくありません。
このタイミングでの不動産売却は、利便性の高い都心部への引っ越しや、バリアフリーやセキュリティにこだわった家への住み替えを検討できる点がメリットです。
築年数が経過している家であっても不動産売却前のリフォームは基本的に不要ですが、不動産の印象を良くする工夫は必要です。
劣化している箇所を修繕する、ホームインスペクションを実施するなど、買主に安心感を与えるように心がけましょう。
ライフステージの変化による不動産売却③親が亡くなるタイミング
親が亡くなると、実家の相続が発生する方もいらっしゃるでしょう。
相続した不動産を売却する場合、遺言が残されていないケースでは、まず相続人全員で遺産の分割方法や割合について協議し、以下のような書類を揃えて相続登記をおこなう必要があります。
●登記申請書
●遺産分割協議書
●被相続人の戸籍謄本と住民票の除票
●相続人の戸籍謄本と住民票、印鑑証明書
●相続する不動産の固定資産評価証明書、全部事項証明書
法務局に上記の書類を提出して相続登記をおこなったのち、通常の不動産売却の流れで進めましょう。
また、不動産売却で得た利益に対して「譲渡所得税」が課せられますが、相続した空き家を売却した場合、条件を満たせば「空き家の3,000万円特別控除」の特例が適用されます。
税金対策になるため、ぜひ活用することをおすすめします。
まとめ
ライフステージの変化をきっかけに、不動産売却を検討する方は少なくありません。
どのタイミングであっても、事前にポイントを押さえて売却を進めることが大切です。
売却後の生活をイメージしながら、スムーズな取引を目指しましょう。
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