空き家は、所有しているだけで税金がかかるうえ、放置しているとトラブルに発展するリスクがあります。
しかし、物件の立地や状態によっては、なかなか売却できないこともあるでしょう。
この記事では、空き家を売却する手段の1つである「空き家バンク」について詳しくご説明しますので、参考にしてください。
空き家を売却するための空き家バンクとは
空き家バンクは、空き家を売却したい方が登録した物件情報を自治体がホームページなどで公開し、購入希望者を売主に紹介して売買契約をおこなう仕組みです。
1990年代に全国的に過疎化が進んで空き家が増えたことを背景に、空き家問題の解決を目指す自治体によって設立されました。
非営利団体のため、立地が悪く不動産会社では取り扱ってもらえないような地方の物件も登録できます。
空き家バンクを利用して売却するメリット・デメリットとは
空き家バンクを利用するメリットには、不動産会社に断られるような物件でも情報を掲載してもらえることと、無料で物件情報を掲載できて買主の間口が広がることがあります。
また、仲介手数料が不要で修繕費などの補助金が支給されることもありますが、自治体によって異なるため、問い合わせるのがおすすめです。
空き家バンクを利用するデメリットは、売主にとって手間がかかることです。
たとえば、購入希望者との連絡や内覧の案内などは自分でおこなわなければならず、売買契約時も買主と直接交渉をしなければなりません。
交渉中にトラブルとなることもあり、気苦労も耐えません。
空き家バンクを利用して売却する流れとは
空き家バンクを利用する流れは、以下のとおりです。
●自治体に空き家バンク登録のための書類を提出
●自治体職員による物件の現地調査に立ち会う
●連絡が入ったら購入希望者と直接コンタクトを取り内見日を決める
●自治体の担当者・売主・購入希望者で空き家の内見をおこなう
●売主と買主で条件交渉・契約手続き・決済をおこなう
この流れのなかで売主がとくに苦労をする部分は、不動産会社の仲介を挟まずにおこなう契約手続きと決済です。
自治体によっては、契約の段階から不動産会社を紹介してくれることもありますが、サポートが十分でないことも多いと聞きます。
その場合、不動産知識のない素人同士で契約書の作成や登記をおこなうことは困難なので、司法書士に依頼しなければなりません。
その点、不動産会社に仲介を依頼すれば手数料はかかりますが、売却にかかる時間や労力を減らせるのでおすすめです。
まとめ
空き家バンクは、空き家の増加を防ぐために自治体が設立した、空き家の売主と買主をマッチングさせるサービスです。
仲介手数料がかからないなどのメリットがありますが、購入希望者とトラブルになりやすいデメリットもあります。
空き家バンクでの売却に自信のない方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
私たち未来こいのぼり不動産株式会社は、加須市を中心に豊富な不動産を取り扱っております。
加須市の不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓