住宅を購入する際に組む、住宅ローンにはさまざまな種類がありますがそのなかでも親子リレーローンを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際にどんな住宅ローンなのか、どんなメリットがありどこに注意すれば良いのかくわしく知っている方は少ないかもしれません。
今回は、住宅ローンの一つである親子リレーローンの仕組みやメリット、注意点などをご紹介します。
住宅ローンの一つである親子リレーローンの仕組みとは?
親子リレーローンとは、親子で一つのローンを契約し、親と子の2世代にわたってリレー方式でローン返済をおこなう制度です。
借り入れ期間に関しては、子どもの年齢をもとに算出するため親だけで住宅ローンを組むよりも返済期間を長く設定できます。
一定期間が過ぎれば、ローン返済は親から子へ引き継がれることになります。
親子リレーローンは以下の条件に当てはまっている場合に利用が可能です。
●現在同居しているまたは同居する予定がある
●子が親の連帯債務者になる
●親子の両方に安定した収入がある
自分たちはこの条件に当てはまっているか一度、話し合ってみてください。
親子リレーローンで住宅ローンを組むメリット
親子リレーローンのメリットは返済期間と借入可能額、住宅ローン控除の大きく3つがあります。
まず返済期間ですが、1世代だけではなく2世代でローン返済をおこなうためその分返済期間を長くして月々の返済額を抑えることができます。
次に、借入可能金額ですが親子リレーローンは親子の年収を合算して返済能力を判断するためどちらかだけよりも多くの金額が借り入れられるでしょう。
最後に、住宅ローンを組んだ際などに一定の要件を満たせば所得税や住民税から控除を受けられる住宅ローン控除です。
ローンの借入金額などによって細かい金額は異なりますが、親21万円と子21万円で控除がそれぞれ受けられるので合計42万円と2倍の控除が受けられます。
親子リレーローンで住宅ローンを組む際の注意点
親子リレーローンには主な注意点が2つあるので、あらかじめ把握しておきましょう。
1つ目は新たな住宅ローンの申し込みができない点です。
仮に親の返済期間で子の返済期間がまだ始まっていなかったとしても同じ返済義務を負っていることになるため新たな住宅ローンの申し込みは原則できません。
2つ目は、みなし贈与として贈与税の納付対象になってしまう点です。
不動産名義を子の名義だけにしてしまうとみなし贈与とされてしまうため贈与税の対象となります。
不動産を子の名義のみにする場合は一度、税務署や税理士に相談してみましょう。
まとめ
今回は、住宅ローンの一つである親子リレーローンの仕組みやメリット、注意点などをご紹介しました。
親と子で住宅ローンを組めるため、返済期間が長くなったり借入可能額が増えたりするメリットがあります。
しかし、新たな住宅ローンが組めなくなったり贈与税が発生する可能性もあるので、利用は慎重におこなってください。
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