未来こいのぼり不動産です。
今回は不動産購入時に気を付けたいことについてお話しさせていただきます。
少しでも、皆様の物件探しの参考になれば幸いでございます。
前回まで不動産購入の流れや物件選びのポイントなどについてお話させていただきました。少し疑問解決につながりましたでしょうか。あらかじめ流れやポイントを把握しておけば、不動産購入で失敗するリスクは減るでしょう。しかしその他にも不動産購入時に気を付けたいポイントがいくつかあるのでご紹介させていただきます。
不動産物件の購入を検討するときは「部屋の間取りうやデザイン」「立地」など、目に見える情報だけで判断してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。災害リスクは平時において目に見えるものではありませんが、万が一起こったときは不動産物件のみならず、その後の生活に大きなダメージを与えてしまう恐れがあるので注意しなければいけません。
災害リスクとして考えられるのは、大雨による洪水、地震による倒壊や液状化、台風による風害などが挙げられます。どこに住んでも災害リスクをゼロにすることはできませんが、過去の災害状況を調べれば、どのようなリスクがそうていされるのかをある程度把握することは可能です。特に水害は同じような場所で起こることが多いので、多くの自治体で整備されているハザードマップを参考にリスクの有無を把握しておきましょう。
不動産は高額な買い物になるので、住宅ローンの活用を考えている人がほとんどかと思います。現代では購入費用の全てを借入するフルローンも台頭してきました。以前は、不動産物件価格の1~2割ほどの頭金を用意するケースが多かったかと思います。フルローンを利用すれば頭金は不要になりますが、その分だけ借入額は大きくなるので利息も含めた総返済額は増えます。頭金を用意できる場合とできない場合で、不動産価格の予算を検討されるといいかと思います。
また予算を検討するときは、諸経費も忘れてはいけません。不動産取得税や登録免許税、引っ越しにかかる費用など不動産購入のための諸費用は多岐にわたります。一般的に諸費用は、新築の場合で不動産物件価格の5~10%と言われています。詳しい費用が分からない状況でしたら、とりあえずその範囲で予算に加えておいてください。
不動産価格は、需要と供給の関係で大きく変動します。例えば立地エリアの違いも、不動産価格を変動させる要因の一つです。「通学や通勤に便利な地域」「ショッピングモールやスーパーが多い地域」などは、利便性の高さから資産価値が高くなる傾向にあります。
駅前の「再開発が行われた」、または「再開発の予定がある地区」も目新しさから人気が高まりやすく、交通アクセスの良さもあって資産価値が下落しにくいエリアです。不動産物件は住居として使用できますが、資産という側面も持っています。将来的にライフスタイルが変わったときに売却する可能性がある場合は、できるだけ資産価値が落ちないと想定されるエリアの中で物件探しをすることが重要なポイントとなります。
不動産会社選び
物件探しにおいて不動産会社は、パートナーとも呼べる存在です。特に初めて不動産を購入する方は、分からないことだらけなので困るシーンも多いでしょう。そのようなときに、気軽に質問できる担当者がいるかどうかでは大きな違いがあります。
頼りになる不動産会社を選ぶコツは「購入後のことまで考えてくれる」「こちらの予算に無理が生じない範囲で不動産物件を探してくれる」「税金などの優遇措置に詳しい」といった会社を選ぶことです。要は「お客様目線に立って話をしてくれる不動産屋かどうか」が重要です。残念ながら一部の不動産会社は、自分の利益のことだけを考えているところもあります。そのような不動産会社だと、こちらの予算や状況に関係なく、しつこく営業電話を何度も鳴らしてくるかもしれません。
できれば複数社に実際に相談してみて、その中から対応の良さそうな不動産会社を選んで交渉を進めていくとよいかと思います。